看護師転職を目指す

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商品開発力はどうか。
マーケティング能力はどうか。 財務体質はどうか。
社員教育に関する考え方はどうか……。 ありとあらゆる視点から評価するのだ。
おかげで、転職するやいなやすぐさま倒産とか撤退という会社はなかった。 それどころか、いずれもいまなお生々発展し続けている。

この会社を見る目、見抜け目についてはだれも褒めてくれないから、「よくやったな。 おまえは目利きだぞ」と自画自賛している。
さて、私自身、上役と喧嘩して痛い思いをしたことが2回ある。 一度目はアメリカ本社の社長に楯突いて左遷されてしまった。
二度目は、左遷の暇もなくクビだ。 こういうトラブルのときが、じつは大切であったりする。
本書では会社を見抜くことについて語ってきたが、逆に自分が見抜かれる場面もあるのである。 うまくいっているときは、だれもなんとも思わないし、また言わない。
だが、なんらかの理由で左遷された、降格したとき、周囲の人間は興味本位で眺めているものだ。 「あいつは降格されたから、やる気をなくしてサボるに違いない」「もうそろそろ辞めるじゃないか」残念ながら、温かい目で見ているのはほんの少数で、ほとんどの人は興味津々、しかもどちらかというと冷たい目で見ている。
このとき、とくに強調したいのは、「その手に引っかかってはいけませんよ」ということである。 うまくいかないときほど、背筋を伸ばし、いつもニコッと笑い、いままでよりも数倍のやる気で仕事に取り組むのである。
すると、どうなるか。 周囲の人間は少し違和感、意外感をもって眺めはじめるのである。
「手抜きするかと思ったら、がんばっているなあ。 たいしたものだなあ」と尊敬の念に変わってくるのだ。

いい意味で、周囲の期待を裏切るわけだ。 1ヵ月、2ヵ月と続けたら、どうなるか。
左遷が左遷ではなくなる。 降格が降格ではなくなる。
「おいおい、左遷されたのはあいつが悪いじゃなくて、上司がバカだったのじゃないか」「彼の降格は間違いだよ。 きっと上のほうで悪いヤツが画策したのだな」本当は本人が悪かったにもかかわらず、その後の行動如何で、いくらでもリカバリーショットが打てるのだ。
これも敗者復活戦ができる環境だからである。 そもそも、1回の失敗でサラリーマン人生は終わり、という体質の会社にはこんなことすら期待できない。
究極の敗者復活とは、出戻り社員のことだと思う。

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